Case4「SHINAYAKA」米川さんのビジネス相談(リアルケース)

この記事について

Case4(リアルケース)
「SHINAYAKA」米川さんの、ビジネス相談

 プ譜のワイガヤ研究会、第四回は、主にHR業界で事業開発や組織マネジメント支援の分野で活躍中の米川さんの、ビジネス相談の模様をお届けします!
 今年3月で35歳になり、社会人として13年目、独立して法人代表として8年目の米川さん。これまで主力の収益源としてきた、クライアントの営業活動代行業務を縮小し、ビジネスモデルチェンジをはかっておられるとのこと。
 社会人大学生としての学びを始めたり、スナックで週一マスターを始めたり、オリジナルの人材開発プログラムを発案し提案するなど、新たな試みに着手しているなかで、いまやっていることの点と点が、どう繋がっているのか、というテーマでお越しいただきました。

 今回も、プ譜を間に置いて、ビジネス相談をさせていただきました。未来への物語が、どのように描けるのか。ぜひ、ご覧ください!

相談者ご紹介 「SHINAYAKA」米川植也さん

「事業と人が本来持っている、しなやかさを取り戻すこと」をMissionに、事業と組織の支援の毎日。たまにスナックのマスター。

スナックひきだし
https://hikidashi.co.jp/snack-hikidashi/

米川さんとのプ譜相談

①そもそも「目標」が置きづらいですよね・・・?から始まる

後藤
「たぶん、そもそも目標はどこなんだっけ、という」
米川さん
「そうなんですよ」

後藤
「獲得目標から書くのは、ちょっとむずかしそうですよね」
米川さん
「そう、むしろ目標を決めるのが目標、というか」
後藤
「いろいろやってはおられるんですよね。ZEN大学とか、週一マスターとか」
米川さん
「そうそう。それがどこにどう繋がってるのか、という」
後藤
「とりあえず、いまやっておられるお仕事を、棚卸ししてみましょうか」

②状況の棚卸しと、向かいたい方向感の両方を同時に探ってみる

後藤
「うーん、これは、施策ではないですね。施策じゃない・・・商流か、環境か?」
「お仕事そのものは順調に見えますし・・悩みがあるんですかね?」
「売上が欲しい、みたいな感じではないんですよね」
米川さん
「そうですね、売上自体を追う感じではないですね」

③そのモヤモヤ感は、どこから来るのか?

後藤
「うーん、どうなんだろう。米川さんって、なんでもやれる万能な人、というイメージがあって、なにに悩むのか、想像がつかないなぁ」
米川さん
「このまえ、結縄さんに聞く人をやってもらったじゃないですか。そのときに作ってもらった番組タイトルを妻に見せたんですけど、なにをやっているのかわからない、人にも紹介できないって、かなり辛辣に言われてしまって。ピープルマネジメントを伴走するって、なんなの?って。笑」

後藤
「あぁ・・・なるほど」
米川さん
「ピープルマネジメントの支援ってなに?それって、会社のマネージャの仕事じゃんって」
後藤
「ふふふ。笑 ですよねぇ」

④真犯人は、「AIに対する漠然とした不安」ではないかと仮説を立ててみる

米川さん
「でも、だからこその不安というか、なんでもやれる万能な人って、一番先にAIに代替されちゃうんじゃないかって」
後藤
「なるほど・・・」
米川さん
「それこそ、実際に聞いた話で、業務委託でこれまでは高単価な方に50%稼働をしてもらっていたのが、最近はもう少し単価の低い、AIが使える若手人材に、100%稼働をしてもらうほうがいいと判断した、みたいなことも聞いたりしますし」
後藤
「なるほど・・・まぁ、その経営判断が正しいかどうかは微妙なところかなという気もしなくもないですが、確かに、そのあたりの話は、いままさに現代社会のトレンドですよね」

後藤
「もしかしたら、獲得目標って、AI時代の不安からの脱却、ということ?」
米川さん
「なるほど・・・かなり近い」
後藤
「一回これを、獲得目標においてみましょうか」

⑤意外とそうでもない

後藤
「目標が置けたら、その達成したいクオリティを書きたくなりますね」
米川さん
「ああー・・・・」
「うーん、そうだなぁ、もしかして、そんなに不安を解消したいわけでも、ないのかも・・・」
「意外とこの、迷ってる感じも嫌いではないですし」

⑥もしかして、真の獲得目標はこれなのかもしれない?

後藤
「もしかしたら、目標って、こういうことなんですかね?」

米川さん
「ああ・・・近いかもしれません」
後藤
「もしかしたら、リアルな場での活動も、ZEN大学での学びも、こちらに繋がっているんではないですかね」

⑦つながりが見えてくる

米川さん
「おおー、確かに。繋がってきたなぁ・・・・!」

⑧大事な中間目的を追加

ふたり
「繋がってきた、繋がってきた・・・!」
後藤
「あとは、勝利条件ですね・・・!」

⑨完成したプ譜は、こちら!!

AIレビューで、いざ、チェック!

 今回も、AIレビューをやってみました!

 成功確率は21.4%の判定。このレビューツールとしては、意外とそんなに低くない数字です。ほっとする後藤。米川さんは「へー、20%が低くないって、どういうことですか」
 そうですよね。笑

 細かい話はいろいろあるのですが、一番わかりやすくいうと、全体の成功確率は、すべての中間目的の成功確率の掛け算で算出されます。全部掛けていくと、どうしても、数字が低くなってしまうという、それだけの話なのですが。
 ということで、ひとつひとつを見ていくと、示唆深いポイントが見えてきました。

 全体的に、中間目的の個々の成功確率はかなり高く評価されていました。唯一少し低かったのが、自主企画サービスのMVP検証。確かに、ここは一般論としても、非常に難易度が高い話なので、納得です。

考察とまとめ

 米川さんの言語化の細やかさ、そして思考のしなやかさによって、とても味わい深く楽しいプ譜になったと感じています。

 今回は、AI評価と人間評価の肌感覚としては、かなり一致度が高かったように思いました。

 まだ見ぬ未来に向けて、一歩踏み出すために、その輪郭を、はっきりさせてみる。
 あらためて、いつもやってみて、すごくいいなと思います。

 あなたも、自分の物語を、プ譜を使って書いてみませんか?

ご案内

 米川さんが週一マスターをつとめる「スナックひきだし」のご紹介です!

 今回のセッションがきっかけとなって、2026/4/20の月曜日に、私後藤もゲスト参加させていただくことになりました。
 ぜひ、起こしいただけると嬉しいです!

「プ譜を書いてみたいけど、どうやって書いたらいいかわからない」
「チームや組織で活用するための、事例やコツを知りたい」
そんなお疑問にお答えするオンラインでの体験会を開催しています!

セッションの概要

コース① プ譜そのものを理解したい!という場合

・最初の10分 自己紹介と、取り組みやお悩みの全体的な内容をお伺いします
・次の20分  プ譜をあなたの代わりに作成させていただきます
・次の20分  「成功確率」の観点から、ブラッシュアップするポイントをご一緒に考えます
・最後の10分  ネクストアクションを整理します

コース② プ譜の事例や活用法を知りたい!という場合

・最初の10分 自己紹介と、取り組みやお悩みの全体的な内容をお伺いします
・次の20分  個人でつかう場合、チームでつかう場合など、近いケースでの事例をご紹介します
・最後の10分  質疑応答

※どちらのコースにするかは、「最初の10分」のパートでお伺いします

プロジェクトの成功確率を高める
「設計のコツ」がわかる!

プ譜体験
ショートセッション

~体験者の声をご紹介~

・始める前は、考えがまとまっていなかったけど、言語化してくれて、方向性が見えた!
(通信系ベンチャー企業勤務 相談テーマは「ライフワークを見つける」)

・実際に、プロジェクトのキックオフで使うイメージが持てた
(情報システム部門 リーダー 相談テーマは「社内改善プロジェクトをもっとスムーズに進めたい」)

・プロジェクト立ち上げ時の、チームビルディングにも使えそうと思った!
(大学教員 相談テーマは「学生のプロジェクト活動支援」)

・シンプルに、楽しかった!(*^^*)
(フリーランス プロフェッショナルPM 相談テーマは「プロジェクト思考の深堀り」)



この記事の著者

後藤洋平,ポートレート

プロジェクト進行支援家 後藤洋平

ものづくり、新規事業開発、組織開発、デジタル開発等、横断的な経験をもとに、何を・どこまで・どうやって実現するかが定めづらい、未知なる取り組みの進行手法を考える「プロジェクト工学」の構築に取り組んでいます。

世の中のプロジェクトがもっと幸せなものであるようにと思って、日々、プロジェクト立て直しや育成プロセス改善など、試行錯誤しながら、活動しています。

最近は、PMのための人生相談や、ベンチャー企業の経営相談などもやらせていただいています。

著書

・予定通り進まないプロジェクトの進め方(宣伝会議)
・紙1枚に書くだけでうまくいく プロジェクト進行の技術が身につく本(翔泳社)
・“プロジェクト会議”成功の技法 チームづくりから意思疎通・ファシリテーション・トラブル解決まで(翔泳社) 等

提供サービス実績

・現場リーダー層のプロジェクトマネジメント能力や業務課題の現状調査
・カスタマーサクセス、導入コンサルティングの組織、スキル要件整理、プロジェクト標準見直し
・PMO部門責任者の退任にともなう後任探し、引き継ぎのための業務棚卸し支援
・社員育成体系のリニューアルにともなう社内キーパーソンへのインタビュー、問題整理 等

プロジェクトや組織の悩みがあれば、ぜひお寄せください!

 プロジェクトの悩みは、ひとりで悩んでいても、なかなか、解決は難しいものです。利害関係やしがらみがないからこそ、差し上げられるヒントもあります。ひとこと、お声がけいただければ、ご相談に乗らせていただきますので、お気軽にご連絡をいただけますと幸いです。

mail: info@gotolab.co.jp
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