プロジェクトとはなにか、そしてプロジェクトマネジメントとはなにか

この記事について

そもそも、プロジェクトとはなにか?

 気づけば、世の中のどこもかしこもが、プロジェクトです。日常生活か法人業務かに関わらず、世間のどこを向いても、非定型的な活動が展開され、思い通りに進まない現実や、不確実な状況に悩まされています。
 航海や農地開発、あるいは都市開発、戦争など、文明の嚆矢の段階からすでに、人類はプロジェクトとともにありました。しかしその歴史の長さにも関わらず、プロジェクトを思い通りに確実に成功させる方法論は、いまだに確立されていません。

 私たちの日常には、ごくなにげないものとしてプロジェクトの言葉が根付いています。いくつか例を挙げてみます。

 ①→②→③という過程で、なにが変化しているでしょうか。「心配の度合い(不確実性)」です。これは絶対に変な結果にはならないだろう、というものも、かなりの高確率で失敗しそうにみえるものも、等しく「プロジェクト」と呼ばれる。これは一体、どういうことなのでしょうか。

 プロジェクトとは、いったいなんなのだろう。これを日本語に訳そうとすると、途端に困ります。英和辞書で”project”を引くと、「計画」「企画」「見積」「事業」といった言葉が並びます。しかし、「マンション建設計画」はまだわかりますが、「みんなでメダカを育てよう見積」だと、さっぱりわけがわかりません。
 世の中に様々な外来語はありますが、プロジェクトほど融通無碍で、つかみづらい言葉も珍しいのです。

「プロジェクト」の定義

 「プロジェクトマネジメント」とはなにかを理解するためには、まずは、「プロジェクト」とは何かを正しく定義する必要があります。

 プロジェクトの言葉は以下の形で定義されます。

 プロジェクトを一言でいうと、それは「未知への挑戦」です。

 プロジェクトの基本三要素を分解すると「資源」「制約条件」「目標」となります。これらの3つの要素は、時々刻々と変化します。

 ゆえに、プロジェクトとは、そもそも思い通りにならないという性質を持ちます。それをあらかじめ思ったとおりに成功させることは、この世の誰にも約束できません。

では、プロジェクトマネジメントとは?

 未知への挑戦の結果を、思い通りにコントロールできる人はいません。では、プロジェクトマネジメントとはなんなのか?
 プロジェクトマネジメントを、プロジェクトの結果そのものをマネジメントする手段と理解すると、不可能なことをあたかもできるというような、矛盾した話となります。

 プロジェクトマネジメントは、プロジェクトに関わる人間同士の納得を目指すための管理行動である、と理解すれば、この矛盾を克服することができます。

 つまり、端的に対比すると、以下のとおりとなります。

 プロジェクトは「未知への挑戦」
 プロジェクトマネジメントは「プロフェッショナルの約束」

 プロジェクトは「気がつけばそこにあるもの」
 プロジェクトマネジメントは「当事者同士の明示的な意図のもとで発生するもの」

例えば、晩ごはん作りもプロジェクトである

 プロジェクトは、極めて多くの変数を操作する行為です。ある晩の夕食を作るのも、プロジェクトです。

 こうしたさまざまのことを、まとめて全部考え合わせて、よしこれを作ろうと決めて作るのが、食事です。

 その日の夕食が幸福なものとして終えられるかどうかは、この超多変数関数が要領よく解けるかにかかっています。

 割り切って簡単に済ませるのが正解かもしれないし、徹底的に考え工夫すべきかもしれない。買ってきたものや外食で済ませてもいいし、もしかしたら「食べない」という選択肢すらあるかもしれない。

思ったよりも多くの計算を要する「夕食というプロジェクト」

 考えうるあらゆる選択肢には、それを選んだ先に起きうるシナリオの可能性があります。人は、夕食という一大事業を営むにあたって、無意識に膨大な計算を行っています。

 そのことを定量的なものとして扱えるようにするために「エントロピー」という物理学用語を導入します。
 「ありうる状態が多い」「不確実性が高い」「乱雑である」ということを物理学用語では「エントロピーが高い」といいます。簡単にいえば、部屋が散らかっているとエントロピーが高い(情報量が多く、なにがどこにあるか予測しづらい)となります。
(ちなみに、会社組織やチームの状態を「温度感が低い/高い」と表現することがあります。温度は「構成する物質の運動量の総和」として計算されるもので、温度は肌で感じるもの、エントロピーは脳で感じるもの、と対比すると、わかりやすいかもしれません。)

 作るメニューの候補が多い状態は、「エントロピーが高い」ということになります。食事の内容によって、その場の雰囲気がどうなるか読みづらいことも、同じく「エントロピーが高い」といえます。
 冷蔵庫の材料の種類が多いことはまさに「エントロピーが高い」といえます。そうしたあれこれを考えて頭の中がこんがらがった状態もまた「エントロピーが高い」ということになります。二人のパートナーシップが維持されるかどうかわからない、予断を許さない状態も、「エントロピーが高い」ということになります。

味気ない食卓はどこから始まるのか

 この会話のうらはらには、ときに、のっぴきならない緊張感が走ります。そのうらに、「その夜の晩ごはんプロジェクト」という、大いに脳的エネルギーを要する情報処理活動を、どちらが担うのかという交渉を、暗黙のうちに、はらんでいるからです。

 つまり、この会話を意訳すると

ということだったりします。もし万が一これが

「いつもいつも丸投げしてさ、たまにはちょっとは家事に協力してよね」
「贅沢言わずに出されたものをいただく自分は、いいパートナーだなぁ」

だったりしたら、それが積み重なっていくうちに、二人の間には溝が広がっていきます。

幸福な食卓はどこから始まるのか

 ちょっとしたきっかけで、スルスルっとメニューが決まり、テキパキと調理が進み、美味しく食べられるときもあります。

 ふとしたインスピレーションが、その場に投げ出されているつながり合いのなかったものたちに、関係性を与えるということがあります。その変数さえ最初に決まってしまえば、その後のことは、なにか難しい計算をしなくても、パタパタと決まっていく。結果が結果を呼び、アイデアがアイデアを誘い、その場にある作業が、面倒なタスクでなく、面白い遊びに変容していく。

 プロジェクトが、幸せな形で結縁成就するとは、そういうことです。

 生産性の高いプロジェクトとは、するっと無駄なく、エネルギーが最大効率で流れ、その結果として、いいものが最小のコストでできる、ということです。

 プロジェクトマネジメントをゴリゴリやればプロジェクトがうまくいくのかというと、そんなことはありません。計画書や企画書を書いても、美味しい食事になるかは微妙です。ビジネスプロジェクトの現場でも話は同じです。良かれと思ってするプロジェクトマネジメントが、かえって動きを阻害してしまうことも多いものです。

幸福なプロジェクトと味気ないプロジェクトの違い

 事業活動を行うための枠組みとして企業組織があり、それは常にプロジェクトを扱っています。企業や事業を作ることそのものも、プロジェクトとして存在します。経済や社会は規範を必要とし、規範を規範たらしめるために、マネジメントというものが存在します。

 プロジェクトとは、関わるみんなが、みんなで幸せになるためのものです。しかし、それをあつかうプロジェクトマネジメントの手際に誤りがあると、かえって不幸を呼び込んでしまう。効率や利益のためにプロジェクトマネジメントをする、という問いの立て方には、致命的な誤りがあるのではないか。それが、本稿の最大の問題意識です。

 プロジェクトはよく上流、中流、下流と川にたとえられますが、このマネジメントという行いが、コンクリートでガチガチに固めた護岸工事であることが多いように見受けられます。ロジックと標準で固めれば、最大効率が実現すると、多くの投資家や経営者やコンサルタントは考えます。しかしそれは、本当にそうでしょうか?

 プロジェクトは、ときに恐ろしく獰猛な、じゃじゃ馬のような暴れ川となります。
 そんな暴れ川は、いくら堤防をコンクリートで固めても、鎮まりません。

 安全安心安定な水路を目指して、コンクリートと固めよう固めようとしとすると、往々にしてその結果として、ますます水が溢れます。そんなプロジェクトでは、必ずその中流域、下流域で、人間を消耗させる人海戦術が採用されます。
 経済はむしろ川の氾濫を求めている、ともいえます。そのほうが、わかりやすく仕事が生じるからで、またそこで生じる仕事そのものも、とてもわかりやすいものになるからです。人間は、仕事を失うことを本能的に恐れる生き物でもあります。しかし、状況の不確実性、情報や利害の複雑性は、かならず人間の脳をすり減らします。すり減った脳は、思考停止を求めます。思考疲労の果てに、感情の停止と肉体の酷使が起きます。

 世の中にはそんなプロジェクトがいくらでも溢れていて、冷静に見渡すと「自分たちは、なぜ、なんのためにこんなことをやっているのか」と、茫然とします。

私達の疲弊の正体

 ここで、問題を明確化するために導入したい認知科学用語があります。「自由エネルギー原理」です。

 自由エネルギー原理は「人間の脳は”驚き”を最小化するようにできている」とする考え方です。脳のなかにある「世界はこうである」というふうに考えるものと、実際の世界から受け取る近くや情報が異なると、両者を一致させようとして、自分の認識を更新したり、外の環境に働きかけてそれを改変しようとしたりする、という考え方です。
 人間は、常に予測をしています。自分の身体状態、感情状態、あるいは周囲の人間の状態。さらには周囲の環境についても、予測をしており、これらが自分にとって快適な、あるべき状態になることを期待して、常に思考や行動をしています。驚きには心地よいものと、そうでないものがあります。気持ちの悪い驚きが続くと、人間は心身の不調に陥ります。

 食事の例でいえば、食事を始めるまえのモヤモヤとした状態は、当事者の内的世界モデルと置かれた環境のあいだに同期が取れていない、シンクロしていない状態です。つまり、主体者の内部モデルと環境の一致度が低く、行為と結果のエントロピーが高い状態です。
 味気ない食事は、当事者間の内部モデルの同調にも、当事者たちと環境の間の同調にも失敗しています。ゆえに、身体が求める食事にならず、栄養変換効率が低い状態を招いています。

 メンタルコンディションの悪化をあらわす言葉に「適応障害」というものがありますが、これもまた示唆的な言葉です。脳が環境に対して適応・同期に失敗している―――それは、脳内で処理できる情報量が許容値を超えている、エントロピーが過剰に高まりすぎているということを暗示しています。

疲弊を解除する鍵

 問題を解く鍵となる、もうひとつの認知科学用語があります。「大域的アトラクタ」です。大域的アトラクタは、それぞれが好き勝手に振る舞っていて、カオス的な活動状態にある神経細胞同士が、ある刺激が来たときに、特定のパターンへと一気に収束する、という自己組織化のプロセスを解明したものです。

 ふとした言葉が、別々の人間同士の思考を収束させ、同期させ、本来あるべき世界像が結ばれる。そのことにより散らばっていた材料に秩序と順番が与えられ、その場に生命感が取り戻される。秩序化という僥倖が訪れるかどうかが、プロジェクトの成否を分けています。
 その成否をわけるのは、言葉です。ここに向かっていくぞ、という、思考の心地よい収斂作用が働くかどうかが、プロジェクトを善きものとするかどうかをわけます。

 このことを考えるにあたって、スタジオジブリの立役者、鈴木敏夫氏の著書に、重要な指摘がされています。

普通、広告のコピーは、お客さんに見せるためにつくるものだ。しかし、「ジブリスタイル」の仕事の場合は、自分たちが「こういうことなのね」と旗印にするための言葉として最初に機能する。その旗を、のちにお客さんたちにも、パタパタと翻らせて見せるのである。

最初は無意識にやっていたんですけど、僕が糸井さんといっしょにやってきたのは、まさにそういう仕事だったんです。制作する人、宣伝する人、興行する人が、その作品の本質を理解し、一致団結してひとつの方向に向かう。そのための旗印がコピーだった。だからこそ、それを決めるのはいつも難しい。

 (「ジブリの仲間たち」 鈴木敏夫)

 大人数で複雑な成果物を作り上げているなかでは、必ず関与者の間には認識のズレが生じます。組織的認知エントロピーの高まりを低減することなしには、その成果物は、よいものにはなりません。その作品の本質をあらわす短いフレーズがアトラクタとなり、その取り組みを躍動させていく、という考え方には大きなヒントが隠されています。
 ひとりひとりの人間は、ひとつひとつの細胞のようなもので、めいめいが勝手に振動している。細胞同士の共鳴を生み出す固有振動数を見つけ出し、送り出すことこそが、プロジェクトを成就させる決定的な要因なのです。鈴木敏夫氏は、その共振の射程が異様に広範囲でした。制作だけでなく、宣伝、興行、メディア、観客まで、その時代の本質を捉え、意図的に共振を起こした。そのことが、スタジオジブリという稀代の制作集団隆盛の、最大の要因でした。

プロジェクトマネジメントの、本当の役割

 1960年代頃から整理されたウォーターフォール型プロジェクトマネジメントは、予測駆動の計画管理とも呼ばれ、工業社会では、これなしで大規模プロジェクトを動かすことはできません。しかし、人間の疲弊の原因となってきたことも事実です。
 アジャイルは適応型マネジメントと呼ばれ、プロジェクト本来のニュアンスに近い方法論となっていますが、しかし多くの現場ではアジャイルが「絶対に成功できる銀の弾丸」と過度な期待をかけられ、ウォーターフォールの失敗を繰り返しています。

 適切な文脈における不確実性を下げることが、プロジェクトに関与する人間の介在価値です。ウォーターフォール型マネジメントの過剰適用(特定のフレームワーク・テンプレートの逸脱を許さない)や、アジャイルの盲目的活用(本来は状況適応のはずのアジャイルの儀式、デイリースクラム・スプリント等が、それ自体が思考停止的に形骸化し、劣化ウォーターフォール化)は、その取組の進行プロセスのエントロピーを過剰に低減することで、結果のエントロピーは、むしろ上昇させてしまいます。
 手段のエントロピーの過剰固定により、現実と計画の間に齟齬が発生し、人間の認知に過剰な負荷を強いる状況が、人間に疲弊を招いています。

 プロジェクトにとって絶対的に必要なものは、各種のフレームワークではなく、同期を取るための最初のきっかけ、インスピレーションを招く言葉なのです。十分な情報に「タイミング」「組み合わせ」「思い切り」の働きが加わると、状況はとたんに生き生きとし始めます。

 そもそもプロジェクトとは、リスクを取ることそのものなのです。いたずらリスクを下げようとしたり、やみくもに教科書通りにしようとしてしまうと、ウォーターフォール型プロジェクトマネジメントは、むしろその機能を発揮しません。リスクをやみくもに恐れるのではなく、瞬間瞬間で、むしろ適切にリスクを取ること、それにより関係者が外部環境をシンクロさせること。それがプロジェクトマネジメントの、究極の本質です。

 冒頭で、プロジェクトマネジメントは「約束」であると書きました。それは、机上の空論で計画を立て、できない約束をすることではありません。ましてや、してしまった誤った約束を守るために、関係のない人間や環境に余計な負担をかけるのでもありません。瞬間瞬間の文脈を見定め、リスク・コスト・利得のバランスを最適化するのが、本来の意味におけるプロジェクトマネジメントなのです。

まとめ:思考のエントロピーを下げ、心と身体の温度を高める

 チームや組織のエントロピーが高い状態は、一人ひとりの向いている方向や考えていることが散らばっている、多様性があるということになります。低い状態はその逆で、みんなが同じ方向に向いているということになります。
 プロジェクトマネジメントは、関係者の思いや行動を方向づけ、結果の不確実性を下げることであり、これはエントロピーを下げることを意味しています。プロジェクトという活動そのものにも、未知や不確実性に立ち向かい、望ましい新たな日常を目指すという意味で、エントロピーを下げようという方向性があります。

 しかしエントロピーは、なにがなんでも、やみくもに下げればいいというわけではありません。適した対象のエントロピーを下げる必要があります。トランプをシャッフルすると、カードのマークや数字に着目すればエントロピーは上昇しますが、紙の物理的な組成に着目すると、エントロピーに変化は起きません。場合によってはあえてエントロピーを高めることが求められる場合もあります。カードがしっかりと混ざれば、ゲームの不確実性が十分に高まり、楽しい場になります。

 たとえば筆者らが提唱している「プ譜」は、まさにこの点において、他のプロジェクトマネジメント手法と一線を画するものとなっています。ゴール(獲得目標)は関係者間で同期して収束させる一方、そこに至る施策・手段は状況に応じて柔軟に(=エントロピーを保持したまま)選び直す、ということを実現する方法です。適切な勝利条件の発見、言語化が、無数にありうる施策のなかから筋の良いものだけを引き寄せ、その範囲のなかで、状況に応じた選択の自由度を残す。そんなプロジェクト観を表現しています。

 モータリゼーションはガソリンエンジンにより、DXは情報処理エンジンにより、社会や経済のエネルギー効率を高め、エントロピーを下げ、多くのルーチンを効率化してきました。そのことにより物が豊かな経済が到来しましたが、しかし解決しきれていない問題も多くあります。特に大きな問題は、人間の頭の中のエントロピーが高まり、不安やストレスにさらされています。これをいかに下げるのかが、今後の大きな社会的テーマとなると考えています。

 インターネットがうまれ、Web2.0、モバイルの普及、SaaS・クラウド、そしてビッグデータ・生成AIと、技術の進展とともに、社会の情報エントロピーは加速度的に上昇しています。
 バラバラになった要素同士が、ある言葉をきっかけに、つながりあい、流れ出す。流れと流れがであい、交わり、幸せにエネルギーが循環していく。そんなプロジェクトが世の中にもっと増えていくことを願い、ゴトーラボは、探求と実践を続けています。


この記事の著者

後藤洋平,ポートレート

プロジェクト進行支援家 後藤洋平

ものづくり、新規事業開発、組織開発、デジタル開発等、横断的な経験をもとに、何を・どこまで・どうやって実現するかが定めづらい、未知なる取り組みの進行手法を考える「プロジェクト工学」の構築に取り組んでいます。

世の中のプロジェクトがもっと幸せなものであるようにと思って、日々、プロジェクト立て直しや育成プロセス改善など、試行錯誤しながら、活動しています。

著書

・予定通り進まないプロジェクトの進め方(宣伝会議)
・紙1枚に書くだけでうまくいく プロジェクト進行の技術が身につく本(翔泳社)
・“プロジェクト会議”成功の技法 チームづくりから意思疎通・ファシリテーション・トラブル解決まで(翔泳社) 等

連絡先

mail: info@gotolab.co.jp
Facebook https://www.facebook.com/gotoYohei
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youtube再開しました!

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