従業員のパフォーマンス向上に必要な施策とは?主な理論と手法を体系的に整理!

 2023年以降の人的資本経営の情報開示義務化を契機に「人への投資」を経営戦略として位置づける動きが加速しています。しかし、関連するキーワードは多岐にわたり、またキーワードそのものの流行り廃りも激しく、「何から手をつければいいかわからない」というところが、多くの人の本音ではないでしょうか。

 たとえば「企業のあり方」「人事施策」「チームの働き方や生産性」「個人の心身の健康や意欲」という4つの分野にわけて、2020年以降に注目されたキーワードを分類してみますと実に様々な領域で新たな考え方が提唱されたことが見て取れます。

「企業のあり方」にまつわるキーワード

人的資本経営人材を「コスト」でなく「投資対象」と捉え、価値向上を図る経営
ジョブ型雇用職務内容を明確に定義し、それに基づき採用・評価する制度
社内公募社員が手を挙げて希望ポストや新規事業に応募できる異動制度
働き方改革育児介護など、個々の事情に応じた柔軟な働き方を目指す取り組み
カルチャー変革企業の価値観や行動様式の変革を目指す取り組み
パーパスマネジメント組織の存在意義(パーパス)を軸に人の行動を引き出す経営
DE&I多様な人材が公平に活躍できる包括的な組織づくりの考え方
サクセッションプラン経営人材の育成文脈で注目度が上昇した、後継者育成計画

「人事施策」にまつわるキーワード

HRBP人事部門が経営や事業部門と連携し、事業目標の達成を支援する専門職
エンプロイーエクスペリエンス採用から退職までに従業員の「体験」に着目し改善を目指す考え方
タレントマネジメント人材の能力・特性を戦略的に把握し、最適配置・育成を行う仕組み
キャリア自律会社任せにせず、個人が主体的にキャリアを描き実現することを促す取り組み
リスキリング / アップスキリング時代の変化に対応するための新スキル習得と既存スキルの強化
越境学習所属組織の外に出て異質な環境・人との交流から学ぶ成長手法

「チームの働き方や生産性」にまつわるキーワード

心理的安全性失敗や反論を恐れず、率直に発言できる職場の雰囲気
チームビルディングメンバー間の関係性と協働力を意図的に高める取り組み
ピープルマネジメント一人ひとりの強みや動機を理解し、成果を引き出すマネジメント
ワークエンゲージメント仕事に対して活力・熱意・没頭を感じている状態
ピープルアナリティクス人事データを分析し意思決定に活かす手法

「個人の心身の健康や意欲」にまつわるキーワード

健康経営従業員の心身の健康を経営戦略として積極的に推進する考え方
ウェルビーイング身体・精神・社会的なつながりを含む、包括的に良好な状態
レジリエンス困難や変化に直面しても回復・適応できる個人・組織のしなやかさ
内発的動機づけ報酬や評価でなく、仕事そのものの興味や意義から生まれる意欲

 イノベーションの創出が喫緊の経営課題と言われるようになってから、長いときが流れました。
 しかし言うは易く行うは難しで、日本経済の長期的な停滞、企画開発力や付加価値向上力の弱さは長年の経営課題となってきました。近年の象徴的な動きとして、製造業や先端通信産業などの分野では、R&Dとマーケティングの融合、プロジェクト型組織への移行など、従来の縦割り・部門別組織では対応しきれない傾向も顕在化しています。

 そのなかで、職能別・階層別に最適化されてきた人事制度・マネジメント手法・評価基準が、プロジェクト型の働き方と噛み合わなくなってきている状況もあります。

 数多くの手法論が乱立し、その場その場の思いつきで様々な施策が導入された結果として、むしろ制度と現場の乖離、エンゲージメント低下、キャリア不安の増大といった問題が深刻化しつつあります。パフォーマンス向上は、個人の努力や根性論の問題ではなく、組織・制度・環境の設計によって左右される構造的な課題であると指摘されてきましたが、この乖離を埋めるのは、むしろ困難さを増しているようにも思えます。

 ひとつひとつの流行を追いかけるのも大事ですが、同時に、現在起きていることがどのような文脈、背景から発祥したのかを知り、大局を捕まえるのも大事です。
 この記事では、プロジェクト組織のパフォーマンス向上に関わる理論と手法を「制度」「チーム」「マネジメント」「メンタルヘルス」「キャリア開発」の5つの切り口で体系的に整理してみました。ご参考になる部分があれば幸いです。

切り口① 「制度」の変革に関する理論と手法

 評価・報酬・等級といった人事制度は、従業員の行動様式や動機づけに直接影響を与える構造的な規定要因であり、制度が変わらなければ現場の行動は変わりにくいものです。制度の見直しは「整合性」が重要であり、評価制度だけを変えても、報酬・等級・育成の仕組みが旧来のままでは機能しません。
 昨今、プロジェクト型組織やクロスファンクショナルなチームへの移行が進む中、既存の職能別・年功序列型の人事制度との矛盾が顕在化してきている状況があります。

昨今の組織変革のトレンドを生み出すきっかけとなってきた理論

理論提唱者概要
場の理論
(解凍・変化・再凍結モデル)
クルト・レヴィン
Kurt Lewin
1940年代
組織変革を「解凍(Unfreeze)→変化(Change)→再凍結(Refreeze)」の3段階でとらえる。
現状維持の力(抵抗力)を緩め、変革を根付かせる考え方。
学習する組織
(ラーニング・オーガニゼーション)
ピーター・センゲ
Peter Senge
1990年
「システム思考」を中核に、個人と組織が継続的に学び進化し続ける組織像を提示。
自己マスタリー・共有ビジョン等「5つのディシプリン」で構成される。
組織変革理論
(変革の8段階モデル)
ジョン・コッター
John P. Kotter
1996年
「危機感の醸成」から「変革の定着」まで8つのステップで変革を推進するフレームワーク。
チェンジマネジメントの実践的基盤として広く活用される。
ティール組織
(進化型組織・自主経営モデル)
フレデリック・ラルー
Frederic Laloux
2014年
組織を色別の発達段階でとらえ、最高段階「ティール(進化型)」は
階層・管理職を持たない自主経営・全体性・存在目的の3原則で動くとする。

これらの理論によって導かれてきた手法

チェンジマネジメント
人事制度の設計・見直し(等級・評価・報酬)
フレックスタイム・リモートワーク等の普及
社内公募制度・異動制度の整備
組織診断・エンゲージメントサーベイ
ワークデザイン(仕事の設計・再設計)

切り口② チームの関係性の質を高める「組織開発」

 経営的な意志により制度や組織構造を定義しても、チームの関係性や心理的安全性が担保されていなければ、知識や情報は共有されず、成果はあがりません。組織開発とは、こうした「人と人の間にある関係性の質」を意図的に高めることで、組織全体のパフォーマンスを向上させるアプローチといえます。このセクションでは、チームと関係性の質を高めるための理論と手法を紹介します。

チームの生産性向上の文脈で着目されてきた理論

理論提唱者概要
タックマンモデル
(チーム発達段階モデル)
ブルース・タックマン
Bruce Tuckman
1965年
チームは「形成期(Forming)→混乱期(Storming)→統一期(Norming)→機能期(Performing)」の4段階を経て成熟するという発達モデル。
後に「解散期(Adjourning)」が追加された。チームビルディングの設計に広く活用される。
コンウェイの法則メルヴィン・コンウェイ
Melvin Conway
1967年
「システムの設計構造は、それを作る組織のコミュニケーション構造を反映する」という法則。
組織設計とシステム・業務プロセス設計は切り離せないことを示す。
DX・アジャイル推進における組織設計の議論で再注目されている。
成功循環モデルダニエル・キム
Daniel Kim
1990年代
「関係の質」→「思考の質」→「行動の質」→「結果の質」が循環するという組織モデル。
結果だけを追う「バッドサイクル」を脱し、関係の質を起点にする「グッドサイクル」を回すことが持続的な成果につながると説く。
チームトポロジーマシュー・スケルトン
マニュエル・パイス
Skelton & Pais
2019年
コンウェイの法則を実践に落とし込んだフレームワーク。
チームを「ストリームアラインド」「プラットフォーム」「イネイブリング」「複雑なサブシステム」の4類型に分類し、
チーム間のインタラクションパターンを設計することで組織全体の流れを最適化する。

これらの理論によって導かれてきた手法

MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)
アセスメント・パルスサーベイ
ピアラーニング・社内勉強会
360度フィードバック
インナーブランディング

切り口③ 成果と行動に直接アプローチする「マネジメント」

 このセクションでは、成果を引き出すマネジメントの理論と手法を紹介します。
 プロジェクト型組織では、マネージャーは「自分の部門の管理者」から「多様なメンバーの力を引き出すファシリテーター」へと役割が変わりつつあります。一方で、こうした役割変化に対応できるマネージャーの育成が追いついていないという現場の声も多くあります。
 現代のマネジメントは「管理・統制」から「支援・引き出す」へとパラダイムシフトが起きており、1on1やコーチングといった個別関与の手法が重視されています。目標設定(OKR・MBO)や評価フィードバックを通じて、個人の貢献と組織の方向性を一致させることもマネジメントの重要な役割となっています。

マネジメントに関して提唱されてきた主な理論

理論提唱者概要
マズローの欲求5段階説アブラハム・マズロー
Abraham Maslow
1943年
人間の欲求を「生理的欲求→安全欲求→社会的欲求→承認欲求→自己実現欲求」の5段階ピラミッドで示したモデル。
低次の欲求が満たされると次の欲求が動機づけになると説く。モチベーション設計・福利厚生・キャリア支援の根拠として広く参照される。
二要因理論
(動機づけ・衛生理論)
フレデリック・ハーズバーグ
Frederick Herzberg
1959年
「満足をもたらす要因(動機づけ要因)」と「不満を取り除く要因(衛生要因)」は別物であるという理論。
給与・環境などの衛生要因を整えても満足には至らず、仕事の達成感や成長機会などの動機づけ要因が内発的動機を高めると説く。
X理論・Y理論ダグラス・マクレガー
Douglas McGregor
1960年
「人は本来怠惰で管理・強制が必要」とするX理論と、「人は自ら目標に向かって動ける」とするY理論を対比した人間観モデル。
マネージャーがどちらの前提に立つかで、マネジメントスタイルが根本的に変わることを示す。キャリア自律・内発的動機づけ議論の出発点。
期待理論ヴィクター・ブルーム
Victor Vroom
1964年
「努力すれば成果が出る(期待)」×「成果を出せば報酬が得られる(手段性)」×「その報酬に魅力がある(誘意性)」の3要素の掛け算でモチベーションの強さが決まるという理論。
目標設定・評価制度の設計において、納得感と動機の連動を考える際に参照される。
PM理論三隅二不二
みすみ じゅうじ
1966年
リーダーシップを「目標達成機能(Performance)」と「集団維持機能(Maintenance)」の2軸で評価する日本発の理論。
両方が高い「PM型」が最も効果的なリーダーとされる。日本企業の管理職研修で長く活用されてきた。
SL理論
(状況対応型リーダーシップ)
ハーシー&ブランチャード
Hersey & Blanchard
1969年
部下の「意欲」と「能力」の組み合わせに応じて、リーダーシップスタイルを「指示型・コーチング型・支援型・委任型」の4つに使い分けるべきとする理論。
全員に同じマネジメントをすることへの疑問から生まれ、ピープルマネジメントの実践的基盤となっている。

これらの理論によって導かれてきた手法

1on1
目標設定(OKR・MBO)
コーチング/メンタリング
ジョブクラフティング(業務設計の文脈)
研修・L&D

切り口④ メンタルヘルス:個人のコンディションを整える

 このセクションでは、個人のコンディションを整えるための理論と手法を紹介します。
 メンタルヘルスの問題は本人の苦しみにとどまらず、休職・離職・チームへの影響など、組織全体のパフォーマンスロスに直結します。問題が起きてから対処する事後対応よりも、良好な状態を維持・促進する予防・積極的アプローチが望ましいものであり、健康経営やウェルビーイングの概念が広がる中、メンタルヘルスは福利厚生の文脈を超え、経営戦略として位置づけられるようになっています。

メンタルヘルスの文脈において現在注目されている理論

理論提唱者概要
ABC理論アルバート・エリス
Albert Ellis
1955年
出来事(A)に対する感情・行動(C)は、出来事そのものではなく、個人の信念・思い込み(B)によって決まるという理論。
非合理な信念(イラショナルビリーフ)を特定し修正することで、ストレス反応を変えられると説く。認知行動療法の前身。
認知行動療法
(CBT)
アーロン・ベック
Aaron Beck
1960年代
「思考(認知)のゆがみ」が感情・行動に影響するという考えに基づき、認知パターンを修正することでメンタルヘルスを改善する心理療法。
ストレスマネジメント研修や職場のEAP(従業員支援プログラム)に広く取り入れられている。
自己決定理論デシ & ライアン
Deci & Ryan
1985年
人は「自律性・有能感・関係性」の3つの基本的心理欲求が満たされるとき、内発的に動機づけられ、ウェルビーイングが高まるという理論。
外発的報酬(給与・評価)だけでは持続的なモチベーションにならないことを示す。内発的動機づけの学術的基盤。
アクセプタンス &コミットメントセラピー
(ACT)
スティーブン・ヘイズ
Steven Hayes/1986年
感情や思考を「変えようとする」のではなく「そのまま受け入れ(アクセプタンス)」、自分の価値観に沿った行動にコミットすることを促す心理療法。
CBTの第三世代として注目され、レジリエンス強化やウェルビーイング向上の文脈で近年急速に普及している。

これらの理論を参照しながら発達してきた手法

ストレスチェック
EAP(従業員支援プログラム)
カウンセリング
セルフケア研修
ラインケア
職場復帰支援プログラム

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切り口⑤ 個人の成長と組織の未来をつなぐ「キャリア開発」

 このセクションでは、個人の成長と組織の未来をつなぐための理論と手法を紹介します。
 近年、職能の境界が曖昧になる中、個人には専門性を深めながらも、隣接領域へ適応できる柔軟性が求められる傾向が強まっています。かつてキャリアは会社が用意するものでしたが、現在は個人が主体的に描き、会社がそれを支援するという関係性へシフトしています。
 リスキリングや越境学習への注目は、技術革新や事業環境の変化に個人・組織ともに適応し続けなければならないという切実な課題の表れでもあり、キャリア開発への投資は、採用競争力の強化や優秀人材の定着にも直結する経営上の優先事項になっています。

理論

理論提唱者概要
プロティアン・キャリア理論ダグラス・ホール
Douglas Hall
1976年
環境の変化に応じて自らの価値観に従い柔軟にキャリアを形づくる「変幻自在なキャリア」を提唱。
組織に依存せず個人が主体となるキャリア自律の概念的基盤。
人生100年時代・ジョブ型雇用への移行とともに再注目されている。
キャリアアンカー理論エドガー・シャイン
Edgar Schein
1978年
キャリア選択において、その人が「絶対に譲れない価値観・欲求・能力」の組み合わせを「アンカー(錨)」と呼び、8種類に分類した理論。
自己理解とキャリア設計の起点として、キャリアカウンセリングや1on1での内省支援に広く活用される。
偶発性理論
(プランドハップンスタンス)
ジョン・クランボルツ
John Krumboltz
1999年
キャリアの8割は予期せぬ偶然の出来事によって形成されるという理論。
偶然を活かすために「好奇心・持続性・柔軟性・楽観性・冒険心」の5つの行動特性を育てることを説く。越境学習や社内公募を後押しする理論的根拠として活用される。
ポジティブ心理学マーティン・セリグマン
Martin Seligman
1998年
「病気や弱点の修正」ではなく「強みや幸福の促進」に焦点を当てる心理学の潮流。
ウェルビーイングを「ポジティブ感情・エンゲージメント・良好な関係・意味・達成(PERMAモデル)」で定義する。強みを活かすキャリア支援やウェルビーイング施策の理論的支柱。

手法

キャリア面談
メンタリング
個人開発計画(IDP)
研修・L&D(Learning and Development)
ジョブクラフティング

まとめ

 組織の構造変革やパフォーマンス向上、働き方やマネジメント、キャリアやメンタルヘルスについて、様々なアプローチや手法が提唱されています。様々な概念や施策は互いに影響しあいますので、これからの企業のあり方をどう整理し考えていくかは至難の業です。
 このコラムでは、その思考整理の第一歩として、文脈別に、そしてある程度の時系列も考慮のうえで整理してみました。ご参考になる部分があれば幸いです。

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なぜ「解決策ありきでない」のか

 私事で恐縮ですが、40歳になる手前あたりから、「軽微なんだけど、持続すると辛い体調不良」(耳鳴りが気になる、とか、なんだかちょっと眠りづらい、など)をちょこちょこと新規獲得してきました。

 その度に、結構あわあわしながら対処してきたのですが、駆け込み先は、標準治療だったり、ときに保健外の漢方だったり整体だったり。最初に駆け込んだ先で一発で良くなることは少なくて、色々と試していくなかで、解決してきました。
 根本原因に辿り着くと、だいたいは冷えだったり、姿勢だったりして、薬で治すよりは、生活習慣を改善したほうが早くよくなった、というオチとなることが多くありました。
(たとえば、急に舌の調子が悪くなって、その原因が冷えで、最初は高い漢方で治していたけど、最終的に、夜寝るときに、首にタオルを巻いたら良かっただけだったとわかった・・・みたいな)

 不調のときに、初手で根本原因がわかったら良かったのになぁと思うのですが、これがなかなか、わからないものです。
 あれこれ試すなかで、あ、これだったんだ、とわかる展開が多いものです。

 経営課題や業務課題も、プロジェクト課題も、実は同じなのだと思っています。
 解決策を探すより、原因を探すのが、鉄則。とはいえしかし、分析には常に限界がある。分析には常に時間もコストもかかるし、全部が全部は、わからない。色々と試してみて、良くなって初めて、ここだったのか、と、わかる。

 例えば、医療でも、内科、外科、心療内科、漢方、リハビリ、耳鼻科、整体とか、そのように分岐しない形での、純粋診療が、あり得たりはしないだろうか?と思うことがあります。
 投薬にしろ施術にしろ、あるいはカウンセリングその他も含め、なにかしらの手段がその事業の仕組みに組み込まれていると、どうしても、手段ありきの診断となってしまいます。思い切って、治療はしない、診療だけのサービスがあっても良さそうに思うことがあります。
 特に、日常で困っている不定愁訴やストレス疾患、それこそ不眠だとか、耳鳴り、手の痺れ、とか…色々回ったけど、よくわからない、というやつ。人間ドックをいくら受けても、腰痛の治し方はわからない。

 こういう話は、個人の健康も、ビジネスやプロジェクト上の問題も、同じだと思っています。

 そこで発案したのが、解決策を売りにしない、焦って解決しようとしない、ただただ原因だけを理解するためだけの、純粋壁打ちでした。

 究極の根本原因が見えてしまえば、ものすごく安価な手段で、悪いところは、自分で解決できる。見立てをつけるところだけを、徹底的に、寄り添う。
 そんな壁打ちがあってもいいじゃないか、そう思って、始めることにしました。

なぜ「無料」なのか

 ありがたいことに、体験いただいた方には「お金をとってもいい」「事業化できるクオリティ」といっていただけます。が、そこで費用を取ってしまうと、相談を提供できる機会を絞ってしまうことになりますし、無償だからこそ、本当の意味で「フラットな壁」になれると感じています。
 なので、無料でさせていただきます。

 もちろん、そこから始まって、定期的に続けたいとか、会社の中で展開したい、といったことになると、適性な対価のご相談も始まるかなとは思いますが、そのような場合でも、当方から無理にプッシュして、ということはいたしません。

 なぜなら、やはり、コンセプトは「純粋壁打ち」なので!
 ぜひ、叩きに来ていただけますと幸いです。

体験者の声をご紹介

・始める前は、考えがまとまっていなかったけど、言語化してくれて、方向性が見えた!
(通信系ベンチャー企業勤務 相談テーマは「ライフワークを見つける」)

・プロジェクトのキックオフのイメージが持てた
(情報システム部門 リーダー 相談テーマは「社内改善プロジェクトをもっとスムーズに進めたい」)

・プ譜は面白い。プロジェクト立ち上げ時の、チームビルディングにも使えそう!
(大学教員 相談テーマは「学生のプロジェクト活動支援」)

・話を聞いてくれて、ありがとうございました。シンプルに、楽しかった!(*^^*)
(フリーランス プロフェッショナルPM 相談テーマは「プロジェクト思考の深堀り」)

セッションの様子の例を、こちらの記事でもご紹介中!

結縄久俊さんのビジネス相談

石田葉さんのソーシャルプロジェクト立ち上げ相談

米川植也さんのビジネス相談

後藤洋平,ポートレート

プロジェクト進行支援家
後藤洋平

1982年生まれ、東京大学工学部システム創成学科卒。ものづくり、新規事業開発、組織開発、デジタル開発等、横断的な経験をもとに、何を・どこまで・どうやって実現するかが定めづらい、未知なる取り組みの進行手法を考える「プロジェクト工学」の構築に取り組んでいます。
著書に「予定通り進まないプロジェクトの進め方(宣伝会議)」「”プロジェクト会議” 成功の技法(翔泳社)」等。

コンサルティング実績

●ドローンを用いた施設見守りシステムの実証実験
●ブロックチェーンを使った新規事業の実証実験
●完成車メーカーのデジタル価値創造プロセス策定
●デジタル広告大手企業の教育体系再構築
●商店街活性化のための人流測定に関する調査
●OEM精密機械メーカーへの新規事業テーマ探索支援
●ゲームプラットフォームPMO責任者サクセッション支援
●多機能サイト制作の商談、受注、納品プロセス標準化
●SaaS導入コンサルティング部門の立て直し支援

講座・研修等の実績

●SIer向け プロジェクトリーダー育成プログラム
●大手ビジネススクールにおける公募型講座
●企業内大学における定期開催型の講座
●大企業 企画職むけプロジェクトマネジメント研修
(金融、ゼネコン、エネルギー、物流、教育、通信 等)
●中小企業経営者向け デジタル変革に向けての伴走型講座
●大学内講義へのゲスト登壇
(東京大学、近畿大学、名城大学)
●開発ディレクター/SE向けの長期伴走グループコーチング

SNS

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著書

・予定通り進まないプロジェクトの進め方(宣伝会議)
・見通し不安なプロジェクトの切り拓き方(宣伝会議)
・紙1枚に書くだけでうまくいく プロジェクト進行の技術が身につく本(翔泳社)
・“プロジェクト会議”成功の技法 チームづくりから意思疎通・ファシリテーション・トラブル解決まで(翔泳社)
・決まるプレゼン・会議の組み立て 意思決定のための「場」の演出論(ビジネス教育出版社)