Case3 「聞く人」結縄さんのビジネス相談(リアルケース)

この記事について

Case3(リアルケース)
「聞く人」結縄さんの、ビジネス相談

 プ譜のワイガヤ研究会、第三回は、「聞く人」として活躍中の結縄さんの、ビジネス相談の模様をお届けします!会社を退職し、フリーランスとして活動を始めてちょうど丸三年。音声コンテンツで、世の中の人と人との心をつなぎたい、楽しい番組を提供したいとの思いで始めた「聞く人ラジオ」
 三年続けた結果、「聞いたことがあるよ」と言ってくれる人も、増えてきたそうですが、収益化については、長らく暗中模索をされていたとのこと。

 プ譜を間に置いて、ビジネス相談をやらせていただきました。
 未来への物語が、どのように描けるのか。ぜひ、ご覧ください!

相談者ご紹介 「聞く人」結縄久俊さん

劇作・演出家の木村真悟氏に師事し、舞台俳優として国内・海外での舞台経験を持つ。実務としては、ライブラリアン等の経験を経て、現在「聞く人」として、インタビューやポッドキャスト・社内ラジオ制作など、多岐に渡るサービスを提供しています。

人気ポッドキャスト「聞く人ラジオ」の出演者は、2025年3月現在、190人を突破!
https://creators.spotify.com/pod/profile/kikuhito/

実録!プ譜相談の流れはこんな感じ

①まず最初は「目標」を仮決めしてみる

結縄さん
「プ譜って、どこから書くんですか?」

後藤
「どこからでもいいんですけどね。すでに目標がある程度固まっていたら、獲得目標から書くのをいつもおすすめしています」
「あとは、目標が決まってなかったら、八要素ですね。状況を棚卸しする」
「なにかこう、事業目標とかって、あるんですか、年商とか」

結縄さん
「うーん、そうだね・・・月商50万、とかかな」
後藤
「えっ!?結構高くない?聞く人って、もうそんなに!?」
結縄さん
「いやいや、だから、あくまで目標なんで。笑」

相談の様子を、zoom録画でもご紹介中!
https://us02web.zoom.us/rec/share/iumZyaP3PgDsByxy-LJR_bgw-e6mZV2aWiAwMTwhxCC9e1NWQZzPYdXs0uFG3lYy.ROxcyKrhyvPtsXbv?startTime=1772155750000
パスコード: ^VBDh0Tv

②その目標は、高いのか低いのか。いざ、棚卸しの開始!

結縄さん
「とはいえ実はね、そんなに非現実的でもなくて」
後藤
「ほう」

結縄さん
「20万、30万とかは、行くときはあるので」
後藤
「へ~ どんな感じの仕事をしてるんですか?」

結縄さん
「最近は、経営者の方のコンサルというか、お悩みを聞く、ということをやらせてもらっていて。あとは、ビジネス書の著者の方のポッドキャストの制作とか」

③なぜ、それができているのか?深堀りを続行

後藤
「結縄さん、結構稼いでいたんですね・・・正直、もう少し苦労されてるかなと思っていて、ちょっと意外でした(失礼!)」
結縄さん
「いやー、でも、まだまだ。笑」

後藤
「どういう強みのおかげで、それができているんですかね?」
結縄さん
「あー。そういえば、結構人から、”ちゃんとしてる”って、言われますね」
「あと、最近はさすがに、”聞く力”は増してきたのかなと」
「聞く人ラジオも、190人突破して」

後藤
「190人!?」
結縄さん
「聞く人ラジオそのものは、無償でやってるんだけど、かなり輪が広がって、新しい出会いには困らなくなってきましたね」
後藤
「それは最大の強みですよねぇ」

相談の様子を、zoom録画でもご紹介中!
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④聞けば聞くほど、目標達成は確実に聞こえてきた。なので、目標を更新!

後藤
「その感じだったら、なにかの拍子に月商50万であれば、ぽこっと行けそうですけどね」
結縄さん
「確かにまぁ、その感覚は、なくもないですね」

後藤
「目標、低いんじゃない?」
結縄さん
「いやいや。笑」
「あー、でも、いい忘れてたかも。安定的に、50万、なんだよね」

後藤
「あー」
「それ、大事なキーワードだね 安定的に、ね、そうだよね・・・」

⑤状況棚卸しの締めくくりに「外敵」を考えてみる

後藤
「結縄さん、外敵っています?邪魔する存在」
結縄さん
「外敵か・・・」
後藤
「うん」

結縄さん
「自分自身のなかに、いるな・・・」
「いい人でいようとしてしまう自分」
後藤
「ああー・・・・」
「なんか、そのあたりのキーワードが、今後向かいたい方向性に、関係ありそうですね」

相談の様子を、zoom録画でもご紹介中!
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⑥いざ、「聞く人」結縄さんの、これからの物語を描く・・・

後藤
「たぶん、もう、対価をいただいてする仕事のクオリティは、出せるようになってるんですよね」
結縄さん
「はい・・・だと、思ってます」
後藤
「とはいえ、自分で自分の値段をつけるのも難しい」
結縄さん
「そうなんですよね」
後藤
「いたずらに売り込めばいいってもんでもないし」
結縄さん
「そうそう」

後藤
「相手から進んで費用を支払ってくれたことって、あります?」
結縄さん
「ああ、そういえば、ある人が、ある人のプロジェクトを応援していて、その認知拡大のために、ぜひ聞く人をやってほしいといって紹介してくれて。そのプロジェクトの当事者ではなくて、仲介してくださった方が、ポンとお金を出してくださったことがあって。嬉しかったですね」
後藤
「いい話ですねぇ」
「たぶん、”いい人からの卒業”は、めっちゃ大事なキーワードなんですけど、いきなりそこにはいかないほうがいいですね」
「活動を広げて、認知を広げる方向でいうと、どんな活動がありそうですか?」

⑦発想を広げる

結縄さん
「いまいろんな場所で仕事をさせてもらっていて、その皆さんがある種の仲間みたいになっていて、それぞれの場所で、認知を広げよう、みたいな話で動いてますね」
後藤
「ああー、そうなんですね」
「具体例を、ぜひたくさん出してくださると嬉しい」

結縄さん
「たとえば・・・」

相談の様子を、zoom録画でもご紹介中!
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⑧「いい人からの卒業」の、核心を突く

後藤
「改めて、いい人からの卒業って、なんなんでしょうね」
結縄さん
「なんなんでしょうね・・・」
後藤
「なんか、湧く言葉って、あります?」
結縄さん
「線を引く、言うことは言う、みたいな・・・」
後藤
「つまりは・・・・?」

⑨完成したプ譜は、こちら!!

AIレビューで、いざ、チェック!

 以上の流れで、かなり互いにかなり満足感があったのですが、せっかくだし、成功確率も見てみようとのことになり、AIレビューもやってみました。

 1.5%!? ひ、低すぎる・・・!?

 おかしいなと思って、レビューの中身を見てみると、AIが判定ミスをしている場所が見つかりました。

 基本的に、それぞれの施策の成功確率を見積るのがベースとなっているのですが、中間目的に寄与する施策がand条件なのかor条件なのかがミソとなっていて、「すべての施策が成功しないと、その中間目的が達成されない」だと、確率同士が掛け算されるので、評価値は小さくなり、「どれかひとつでも成功したら、達成される」だと、確率同士が足し算されるので、評価値は良くなります。

 本来「or」の判定がされるべきところが、「and」判定となっていて、これのせいで、数字が過度に厳しくなっていました。
 このあたりは、引き続き機能の改善が必要なところですね。

 ちなみに、どの施策がどの中間目的に貢献するかの評価については、かなり良い評価になっていて、これは人間の直感にかなり近いものとなっていました。
 ひとつの施策が複数の中間目的に寄与するほうが、全体としての成功確率は高まります。下の図のマトリックスで、色がついている範囲が広ければ広いほど、良い設計である、ということになります。

考察とまとめ

 最後のAIレビューが、いい数字が出たら、気持ちよくしまったところではありましたが、まぁ、低く出たことえでかえって「なぜ?」「どこが?」と、改めてプランを見直すきっかけになったので、それはそれで良しというところもあるかもしれません。
 ただやはり、ここは機能改善が必要なところなので、開発チームのみんなと、引き続き、議論していきたいところです。

 また、探求を進めるなかで、成功確率を高めるためのロジックが明確に見えてきました。

「施策同士をor条件にしていく」
「ひとつの施策が複数の中間目的に寄与する」

 プ譜をしっかり書いて、それをまたこの観点でブラッシュアップするのは、結構たいへんなので、プ譜のブラッシュアップをAIに手伝ってもらっても、いいのかもしれない。開発者としては、そんなことも、思いました。

 結縄さんからは、後日、こんなメッセージをいただきました。

 良かったです!こちらこそありがとうございました(*^^*)

 まだ見ぬ未来に向けて、一歩踏み出すために、その輪郭を、はっきりさせてみる。
 やってみると、すごくいいなと思います。

 あなたも、自分の物語を、プ譜を使って書いてみませんか?


この記事の著者

後藤洋平,ポートレート

プロジェクト進行支援家 後藤洋平

ものづくり、新規事業開発、組織開発、デジタル開発等、横断的な経験をもとに、何を・どこまで・どうやって実現するかが定めづらい、未知なる取り組みの進行手法を考える「プロジェクト工学」の構築に取り組んでいます。

世の中のプロジェクトがもっと幸せなものであるようにと思って、日々、プロジェクト立て直しや育成プロセス改善など、試行錯誤しながら、活動しています。

mail: info@gotolab.co.jp
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youtube再開しました!

https://www.youtube.com/@project_and/featured

著書

・予定通り進まないプロジェクトの進め方(宣伝会議)
・紙1枚に書くだけでうまくいく プロジェクト進行の技術が身につく本(翔泳社)
・“プロジェクト会議”成功の技法 チームづくりから意思疎通・ファシリテーション・トラブル解決まで(翔泳社) 等


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